環境省が提唱して今年で10年目を迎えたものです。
牛乳石鹸では、平成20(2008)年7月からのクールビズが最初で、適切な室温の設定や無駄な電力消費を防ぐ事を図っています。
成果の目安として、月々の消費電力の統計をとり、期間中の結果を報告しています。
工場は、1梱生産あたり、事務所は1営業日あたりの消費電力を前年と対比しています。

クールビズ・ウォームビズの実施と結果報告

当社独自の釜炊き製法で石鹸を作ると必ず甘水という廃液が発生し、この甘水にはグリセリンや塩などが含まれています。
これまでは、この甘水からグリセリンと塩を回収してきましたが、多量のエネルギーを消費してきました。そこで、省エネと環境への配慮が可能となる、甘水エコロジープラントを建設いたしました。

安田工場 甘水エコロジープラントの建設と稼動

甘水エコロジープラントは、甘水をUASB(上向流嫌気性汚泥床)システムを用いて、下水放流可能な水質にするとともに、バイオガス(メタンガス)を生成し、ボイラの燃料として有効活用する「環境にやさしい」設備です。
平成24(2012)年3月2日に地鎮祭を済ませ、翌年2月4日に竣工式をおこない、4月から本稼動を始め、平成26(2014)年4月から設計能力を充分に発揮できるようになりました。
環境にやさしい牛乳石鹸をめざし、産業廃棄物の削減、再生エネルギーの活用をおこない、計画の状態になりつつあります。

平成23年度と平成26年度を対比

環境省オンライン広報誌エコジンに掲載されています。

安田工場では、エネルギー供給システム(コージェネレーションシステム:以降「CGS」)を採用、これは、都市ガスを燃焼させ発電し、その時に発生する排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高めるものです。CGSで発電した電力は安田工場で使用する電力量の約1/4に相当し、排熱利用による省エネ効果は約10%になります。

コージェネレーションシステムを採用

☆コージェネ大賞 産業部門 特別賞の受賞
安田工場のCGSは、設置後14年を経過した時点で、老朽化が進んだうえに大型の定期点検が必要になりました。その際、大阪ガスがこの設備を買い取り、オーバーホールを含めた大規模改修を実施し、さらに温水排熱の利用改善等によりリフレッシュしたCGSを、取り決めた期間(4ヶ年)での使用量に応じたエネルギーサービス(EcoWave)で行うことにより、設備投資が不要で継続運転を可能とした、先導性に優れたモデルが「斬新的」と評価されての受賞でした。

コージェネ大賞 産業部門 特別賞の受賞

牛乳石鹸では、資源化できるものとできないものの分別の徹底と排出量の把握、再資源化比率の向上に努めております。
その結果、大阪市環境局から、本社、安田工場ともに優良標が贈呈されています。安田工場へは4年連続の贈呈になります。

安田工場ゴミ集積所のひとつ

消費者の方が使い終わった容器を回収して、再利用処理を義務付けられた、容器包装リサイクル法に則って、年間の出荷量に応じて負担をしています。
そういうなかで、環境にやさしい容器構造にしようと努力を続けています。
一例として、ミルキィボディーソープのボトルの使用樹脂量を1本につき3g、6%を削減したり、バウンシアボディソープの詰替用パウチも1枚につき0.9g、8.7%の削減をおこなっています。
また、「カウブランド 無添加シリーズ」の詰替用パウチには、『バイオプラ(植物由来のプラスチック)』を採用しました。バイオプラを採用した商品には、当社オリジナルのマークを記載しています。

環境に配慮した容器改善

名刺や封筒に琵琶湖の葦(よし)を原料とする紙を使用し、水の浄化や水鳥・魚などの棲息地保護に役立てています。枯れ葦(よし)を使用した名刺1枚で琵琶湖・淀川水系の水、約20Lが浄化された事になります。
冬に枯れたヨシは毎年、刈り取らないと新芽が出にくくなり、水質汚染につながります。ヨシが新芽を出し、1本のヨシに成長すると約2トンの水を浄化します。この刈り取られたヨシを原料としたレイクパピルスを名刺や封筒に使用しています。