広く社会への取組み

牛乳石鹸は「良き企業市民」であるために、社会と共に堅実にそして誠実に歩むことが大切であると考えています。援助を必要としている人々に可能な範囲での取り組みを行なっています。

新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方に謹んでお悔やみを申し上げます。また、罹患された方やご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

大阪府で新型コロナウイルス助け合い基金(新型コロナウイルス感染症に関する医療及び療養に従事される皆さんを支援するための基金)がつくられたのをきっかけに、弊社は支援として義援金の協力を致しました。

2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震という未曾有な被害を受け、被災された方々、避難生活を強いられている方々に安らぎを与えられるよう、救援物資の提供や義援金の協力を通じて、復興支援に取り組みました。

救援物資としての固形石鹸の提供
経済産業省や被災地の要請を受け、カウブランド青箱石鹸を被災地にお届けいたしました。
東日本大震災 161,280個
熊本地震 4,320個
廃ポリドラム提供
NPO法人を通じて、雨水タンク用として廃ポリドラム6台を無償提供しました。
震災義援金
日本赤十字社を通じて、義援金の協力をいたしました。
東日本大震災 3,000,000円、熊本地震 1,000,000円
また、従業員・労働組合からの協力(東日本 1,028,444円、熊本 138,863円)をしました。
青箱

牛乳石鹼では、公衆衛生の観点から手洗いを推奨しています。インターネットで誰でもできる手洗い検定の実施や、WHOが定める世界手洗いデーに手洗い啓発記事の掲載などを行っています。


手洗い検定
世界手洗いデー
世界手洗いデー

昨今はお風呂文化の象徴である銭湯が減少をしており、銭湯の魅力をたくさんの人に知ってもらうべく、 ユニークかつ多彩なコンテンツで日本の良きお風呂文化を盛り上げています。

●1950年代~毎年「銭湯のれん」を提供
●11月26日いい風呂の日に催しを開催
●浴場組合との協業含め、様々な企業とのコラボグッズ販売やイベントを開催

地域社会への取組み

当社は創業以来、大阪に本社、工場を置き事業を行なってきました。地域の住民の方々と共に歩んでいくことが大切であるとの考えから、地域貢献の取り組みを行なっています。

地域住民の安全・安心に貢献するため、安田工場を大阪市鶴見区の災害時協力貢献事業所として登録しました。安田工場では、大きなタンクで水道水や工業用水を貯水しており、緊急時の飲用やトイレ用などでの提供を想定しています。この登録制度は、災害発生時に企業の持つ人的・物的資源を活用することにより、地域に於ける災害発生時の初期・初動時の防災力向上を目的としたものです。

また、2014年6月、「災害救済ベンダー」という機種の自動販売機を安田工場に設置しました。この機種は災害発生時に内蔵のバッテリーが作動し、自販機内の飲料がすべて無料で取り出せ、利用できるものです。東日本大震災以降、当社としても非常時の際の食料や水等の備蓄を進めています。

2007年安田工場にAEDを導入し、その後本社や各支店へと設置を広げました。定期的に社内の安全衛生分科委員会で操作方法について研修を行い、緊急時に社外の方でも利用出来るようにインターネットで設置を公開しています。

こども110番運動とは、子どもたちがトラブルに巻き込まれそうになった時、助けを求めてかけ込むことができるように、目印となる旗を上げ、助けを求めて来た子どもを保護することにより、子どもたちを犯罪から守り、被害を最小限に止めようとする運動です。
弊社では、その趣旨に賛同して、本社・工場に「こども110番の家」の旗を揚げ、子供を保護し警察へ連絡する体制を作っています。

-->

当社の安田工場があります大阪市鶴見区に、2016年よりTSURUMIこどもホスピス(TCH)が活動を開始されました。当社はTSURUMIこどもホスピスの理念に賛同し、2018年10月より寄付や泡まつりイベントの開催といったご支援を行っています。また、社員が大阪マラソンでチャリティランナーとして出走したり、2021年11月、2022年10月にはフリークライマーの野口さんをお招きし、交流を図り、寄付やTCHの活動を広く伝えています。


※写真は2022年度

※写真は2022年度

地域・環境活動の一環として、本社・支店では年に4回、安田工場では年に2回、外周の清掃活動に取り組んでいます。


※写真は2022年度

大阪は全国でもひったくり発生件数が多くなっており、その防止策として自転車の前かごに「ひったくり防止カバー」を取り付けることが推進されています。当社の社員からの提案もあり、地域の防犯に貢献できるとして防止カバーを製作し、大阪市城東区・鶴見区に寄附させて頂きました。


※写真は2018年度

※写真は2022年度

2022年6月1日に大阪市と「災害救助物資の供給等に関する協定」を締結し、7月11日に協定式を行いました。本協定により、大阪市内において災害が発生した際に、大阪市からの要請に応え、石けんやボディーソープ、シャンプー等の衛生用品の提供をさせていただきます。 


※写真は2022年度

子育て支援への取組み

牛乳石鹸は風呂育(お風呂文化を通しての子供の育成)、手洗いの啓発を重要テーマとして子育て支援に取り組んでいます。

すべての子どもたちにお風呂を大好きになってもらいたいという願いをこめ、「風呂育」をテーマとした絵本『ごしごし せなか』(非売品)を刊行しました。お風呂の楽しさを絵本で伝えることで、小さなお子さまのお風呂嫌いに悩むお父さん、お母さんの子育てを応援しています。本社他、当社各拠点周辺地域の幼稚園、保育園、図書館など子育て支援に関連する施設を中心に全国約1千ヶ所へ寄贈しました。

また、各種地域イベント等で絵本「ごしごしせなか」の読み聞かせ会を社員が行ない、お子様やお母様方に喜んで頂いています。地域の方々との交流を深めるとともに、手洗いの啓発活動もあわせて行なっています。


※写真は2019年度

このイベントは、牛乳石鹸のファン作り活動の重点施策のひとつである地元の幼稚園や小学校に出向く地域貢献活動です。手洗い教室を通じて牛乳石鹸の良さを体感して頂き、地元の熱烈な牛乳石鹸ファンを創造する取り組みです。 また、各地で「小さなお子様に石けんに興味を持ってもらうこと」と「販売店のプロモーション」として石けん型抜きイベントを実施しています。


※写真は2019年度

工場がある大阪市鶴見区は、子育て世代が多いことから「子育て支援」が重要施策と位置づけられています。地域において子供を見守り、安心して子育てが出来る環境づくり、また子育てに不安を持っている方をみんなで応援することを目的として、子育てを支援する機関、団体、施設、サークルなどがネットワークをつくり幅広いイベントを開催しています。牛乳石鹸もこの趣旨に賛同し、社員で「遊びのコーナー」に参加しています。


※写真は2019年度

2015年3月にキッザニア甲子園、2016年7月にキッザニア東京、2022年7月にキッザニア福岡で牛乳石鹸の「石けん工場」がオープンしました。
「釜だき製法」による石けんづくりを学び、石けんが形になるまでの製造工程を体験します。子供達が『石けん工場』パビリオンでの体験を通じて、ものづくりの素晴らしさを実感し、石けんの特徴を理解することで、生活の中に溶け込んでいる石けんの良さを認識し、改めて興味を持つことを期待しています。

また、子供達がここで作った石けんを自宅に持ち帰り、家族に話したり、楽しいバスタイムを過ごしたりすることで、家族との時間を大切にして欲しいという思いを込めています。キッザニアは子供達が楽しみながら将来の自分の職業や社会の中での役割について考える場を提供することを目的とした職業・社会体験型施設です。様々な職業を疑似体験することを通じて、社会性や自立心を育むことができます。


※写真は2017年度

牛乳石鹸では、「固形石鹸の良さを次世代に伝えるための活動」の一つとして、一業種一社しか発行できない小学生に大人気の本、まんがでよく分るシリーズ『石けんのひみつ』を2016年8月に発行しました。

このシリーズは、2001年から学研様より発行されている「○○のひみつ」と題した漫画本であり、全国の小学校図書館(特別支援学校)22,500部、公立図書館(3,000部)に寄贈しました。『石けんのひみつ』の内容は、石けんのやさしさ、製法、歴史や流通など漫画で分りやすく説明し、また学研WEBサイト内でも3年間公開されています。

芸術文化振興への取組み

牛乳石鹸は創業から100年を超え、豊かな”こころ”を育むために芸術文化振興への取り組みを行なっています。

スニーカーエイジは1979年に「近畿地区高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト」として関西で産声をあげました。当時は、軽音楽系のクラブ、サークルに所属する中高生たちが成果を発表する機会が少なく、活躍の場を提供したいという思いから始まりました。 学校公認のクラブ、サークルに所属し、日々部活動に励む生徒を対象とし、1校1チームが原則。1校で複数のバンドが参加できる他のコンテストとは一線を画しています。大会の規模は年々大きくなり、関西地区に加えて、2016年には関東で第1回大会が開かれ、2017年からは沖縄大会が始まっています。 今後も北海道や東北での開催、2020年には全国大会の開催が予定されています。 牛乳石鹸は2015年から大会開催の支援をしています。


※写真は2019年度

牛乳石鹸は創業100周を迎えた2009年から日本センチュリー交響楽団(旧大阪センチュリー交響楽団)の演奏活動を支援しています。当楽団はその公共性の高い音楽活動から「特定公益増進法人」に認定されています。法人賛助会員に加入すると共に、音楽家を目指す高校生・大学生へ「ドナーシート(年間10回開催される定期演奏会への招待席)」を提供しています

当社はFM大阪85.1が主催する「あなたは何ができますか?飲酒運転をなくすために」というコンセプトを継続し、一人でも多くの方々に飲酒運転の先にある悲劇について考え行動するきっかけを作る「STOP! DRUNK DRIVING PROJECT」(以下、SDD)に毎年協賛を行っています。

2007年よりSDDは飲酒運転を撲滅するために、賛同したアーティストのよるライブイベントを大阪城で開催。寄付金を集め(財)交通遺児等育成基金及びSDD基金に寄付をしております。 2007年には730件あった飲酒運転事故数が2016年には143件までへり、累積の寄付基金総額は2億円を超えています。 今後も当社は協賛を続けていき飲酒運転撲滅に助力していきます。