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日本に石けんが伝わった頃の話
石けんのハナシ
変わり続ける時代に、
変えてはいけない想いがある。
石けんの歴史は
私たちの歩みでもあります。
日本に石けんが伝わった頃の話 1
石けんは、ポルトガルからの南蛮船によって鉄砲と共に日本にもたらされました。最初、石けんは、洗浄用としてではなく、薬用として主に用いられたそうです。
また、手にすることのできたのは将軍や大名などの限られた人たちだけでした。
江戸末期頃までは、石けんのことを「シャボン」と呼んでいました。石田三成の手紙に「シャボン」という言葉が出ています。この「シャボン」という言葉はポルトガル語の(sabao)が語源だそうで、石けんの産地、イタリアの石鹸製造都市サボナに由来すると言われています。
明治に入り、新しく「石鹸」という言葉が出てくるのですが、「シャボン」より「石鹸」の方が今風の言葉として、当時は親しまれていったそうです。以後、石けんは、「石鹸」という言葉と共に、人々にとって、なくてはならないものとなっていきます。
※石田三成が博多の豪商、神谷宗湛にあてた礼状には 「志也保牟」(シャボン)とある。
日本に石けんが伝わった頃の話 2
日本で石けんが使われるようになるまで、人々はどうしていたのでしょうか?
また、手にすることのできたのは将軍や大名などの限られた人たちだけでした。
灰汁は、アルカリ性で汚れを分解します。そこで、人々は、木やワラ、海草を燃やしてできた灰を水に溶かし上澄み部分を洗剤として利用したそうです。
みかんの皮や小豆、大豆にはサポニンが含まれ、泡立ちがよいことが、現在では知られています。みかんの皮は干して粉にしたものを”洗い粉”として頭髪を洗うのに用いられました。
日本に石けんが伝わった頃の話 3
女性の洗顔剤としては、江戸時代から明治時代までうぐいすのフンが用いられたそうです。うぐいすのフンの中には消化酵素が含まれていて、皮ふの表面についた古い角質を溶かす役割を果たしています。
また、大正時代までぬかが、入浴剤や洗顔などに使われていました。
ぬかには酵素と油脂が含まれていて、この酵素が皮ふの老廃物を溶かし、皮ふの汚れを取り除きました。
